それでも生かされてる私

伴侶の突然死からの復活

その夜

喪失体験は、生きていれば必ず経験すること。

珍しくもない、人生の一部に過ぎない。喜びと同じように。


だから大袈裟に受け止めることないし、何とかこの私の形勢不利

な状態を立て直す方法があるはず、と思った。

今までの社会経験で覚えたもので乗り切って、、、、


で、何なの⁇ 私、11時まで仕事して、

やっと帰ってきたんですけど、、、

この夜中の電話は彼からだと思った。

だから“まだ起きてたよ〜”って、眠ってたんだけど。


事故

まず彼を現場に迎えに行って、ええと〜〜

本人に確認が取れないって・・って?

刑事さん、何言ってるんですか〜

だから、先輩の退職送別会でそちらに出向いたんですよ。

会社の人達と一緒にいるはずですから〜聞いてください。


で、具合はどうなんですか?

今から来いって⁈ 無理ですよ、新幹線だって朝にならないと・・・

車はあるけど、夜中だし運転が・・・

で、具合はどうなの⁉︎ どんな具合?

・・・・・・・

何回言わせるんですか⁇


最後に自分で言った。

もうダメってことなんですか⁇⁇⁈


涙なんか出なかった。